米の進化

現在日本で作られている米は、ほとんどが戦後品種改良によって作られた新しい品種です。

何千年もの昔から、日本人の主食として栽培されている米ですが、近年では技術が進み、より良い米の品種改良が盛んに行われてきました。

その結果、昔の人々が食べてきた米と、現代の米とはあらゆる面が違っています。

品種改良のポイントとなる項目を、以下のとおりまとめてみました。

おいしさ

豊かな時代になって以降、米には「おいしさ」がより強く求められるようになりました。

多くの日本人にとって、「ねばりが強く、もちもちした米」が美味しく感じられます。

他のポイントとしては「甘み」「香り」「つややかさ」などが求められ、長い時間をかけて、これらの条件を満たすような改良が行われてきました。

耐冷性

北海道や東北などの寒い地方では、特にイネに耐冷性が求められます。

寒さに強いイネの品種改良が行われた結果、東北地方などはイネの一大産地となっています。

寒さに強い品種としては、「こしひかり」「はえぬき」「ひとめぼれ」などが有名ですが、現在も引き続き、より耐強性のあるイネへの品種改良が進められています。

耐病性

イネは、高温多湿の気候などが影響して、カビが生えてしまうというような病気になることがあります。

病気になるとイネが枯れてしまったり、出穂しても米が実らなかったりするので、イネに耐病性をもたせる改良も進められてきました。

また、食害を及ぼすニカメイガ、ウンカなどの害虫に対する耐虫性も求められますが、現在耐虫性のある品種の開発には至っておらず、苗を早植えするなどの対策もとられていますが、現在も引き続き検討されているところです。

収量

当たり前のことですが、同じ面積で米を作るなら、収量が少しでも多いイネを育てた方が儲かります。

昔は、10アールあたり250kgほど収穫できれば大豊作と言われていましたが、今の時代には、この倍の量が普通作になります。

収穫には、一粒の種もみからどれだけの米がとれるかといった面と、折角実った米粒が地面に落ちてしまわないという面があります。

倒れないイネ

米ががたくさん実ると、イネの頭が重くなって倒れやすくなります。

昔は台風などの自然災害によって、折角育ててきたイネが倒れ、大凶作に見舞われることもしばしばでした。

また、イネが倒れると、稲刈り作業も面倒になる上に、もみが地面に接して湿気を帯び、場合によっては穂についたまま発芽してしまい、商品性が落ちてしまいます。

イネを倒れにくくするためには、茎を強くするより、丈を短くするという改良が行われました。

丸千のお米

丸千では、埼玉の自社工場で、様々な品種のお米を搗精しております。おいしく、新鮮な丸千のお米を、是非ご賞味ください。

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